マンションや共同住宅での暮らしというと「ご近所付き合いが煩わしい」と感じる方が多いようです。しかし昨今では、住人の高齢化や震災などの影響で、コミュニティの大切さが見直されています。共同生活の中で挨拶が気持ちよく交わされる関係。そして、いざというときに頼れる専門家がいる。そんな新しい暮らしのかたちが求められています。

管理会社のスタッフとの正しい付き合いが資産価値や住み心地に影響する

マンション管理組合にとって、管理会社は大切なビジネスパートナーです。管理組合がマンション管理の主体ですが、実際には、管理業務の多くを管理会社に任せています。管理組合と管理会社は、相互協力のもとに成り立っています。管理会社との付き合い方次第で管理の質に影響を及ぼします。

管理会社の物件担当者(フロントマン)との正しい接し方

マンション管理組合が管理会社に業務を委託すると、マンションごと「フロントマン」と呼ばれる物件担当者が決められます。

フロントマンは管理組合の理事会や総会に出席して、管理組合の運営をサポートするなど重要な役割を担っていますが、理事の中には、このフロントマンに対して、管理会社の変更などをちらつかせたり、過剰な要求をおこなうなどをおこなう方もいます。

こうなるとフロントマン(担当者)としても、やる気がそがれてしまいますので、管理業務の範囲に含まれないような仕事を強要することは避けるべきです。

管理員やスタッフとの正しい接し方

管理員などのマンションの現地で働く管理スタッフに対する接し方も同様です。マンションによっては管理員以外に、コンシェルジュや、清掃員が配置されることもあります。

こうしたスタッフは、マンションの住人にとって接する機会が多い身近な存在です。もちろん、スタッフの能力には差がありますので、不都合があれば、理事会を通して管理会社に改善を要求することも必要です。

しかし、管理員などのスタッフに対しても、敬意を持って接することで、業務内容にもよい影響が期待できます、管理員などのスタッフを小間使いにするなどの行為はご法度です。

総括

管理会社に不満をぶつけることが、理事の役目だと勘逸いされている方もいます。マンション管理は、共同生活ならではの業務範囲の広さや、人間関係の複雑さもあって、マンションの住人が全員納得できる完ぺきな仕事はありません。

フロントマンや管理員は、あまりに理不尽な不満をぶつけられると、そのマンションに対しての愛情を失います。こうなると当然、良い仕事は望めません。

管理会社のスタッフに対しては、管理組合に愛情を抱き、このマンションのためなら一生懸命頑張ろうという気持ちをもってもらえるように接していくことも重要なことです。

当然、管理会社の怠慢な業務については、しっかりと注意をおこなうことも重要です。一方で、フロントマン(担当者)や管理員が、管理組合のために期待通りの業務を行った場合には、感謝の気持ちを伝えることも大切です。