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【過去問】令和2年度マンション維持修繕技術者試験問題

マンション維持修繕技術者試験過去問過去問・維持修繕技術者
過去問・維持修繕技術者

 

令和2年度
マンション維持修繕技術者
試験問題

次の注意事項をよく読んでから始めて下さい。
(ご注意)
1 試験時間は13時15分から15時15分までです。途中退出はできません。
2 問題は1ページから25ページまで、全50問あります。
3 試験開始の合図と同時に問題用紙のページ数を確認して下さい。もし、落丁や乱丁がありましたら、ただちに試験監督員に申し出て下さい。
4 解答は、別紙の解答用紙の注意事項をよく読み、所定の要領で記入して下さい。
5 正解は、各問題とも 1つだけです。2 つ以上の解答をしたもの、判読が困難なものは正解としません。
6 ご提出いただくのは解答用紙のみです。問題用紙はお持ち帰り下さい。
7 問題中の法令等に関する部分は、令和2年4月1日現在で施行されている規定に基づいて出題されています。

一般社団法人マンション管理業協会

問題 1

国土交通省が公表している令和元年末時点の全国の分譲マンションの新規供給戸数及びストック戸数の推計に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 マンションストック総数は、約665.5万戸となっている。
2 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けて建築された(旧耐震基準)マンションは、約104万戸となっている。
3 築40年超のマンションは、91.8万戸である。
4 築40年超のマンションは、20年後において、 おおよそ171.0万戸と予想される。

解答
4

問題 2

マンションの構造に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 鉄筋コンクリート造の帯筋は、柱の主筋の周囲に配置し、主筋とコンクリ を拘束することにより、せん断耐力を向上させる。
2 鉄筋コンクリート構造は、圧縮強度が高く引張強度の低いコンクリートを鉄筋の引張強度によって補った構造方式である。
3 プレストレストコンクリート構造を採用したスラブ(床)の場合、プレストレスを導入することによって大スパン構造が可能であるが、部材に曲げ亀裂が発生しやすくなる欠点がある。
4 ラーメン構造は、柱と梁、床版を回転が生じない剛接合として建物の骨組みを構成している。

解答
3

問題 3

マンションの管理に関する次の記述のうち、「マンション標準管理規約(単棟型)及びマンション標準管理規約(単棟型)コメント」(以下、「マンション標準管理規約」という。)によれば、普通決議により実施可能と考えられるものはいくつあるか。

ア.建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づき行われる、要耐震改修認定区分所有建築物の共用部分等の形状乂は効用の著しい変更を伴う耐震改修工事
イ.耐震改修工事のうち、基本的構造部分への加工が小さいもので、柱に炭素繊維シートを巻き付けて補修する工事
ウ.防犯化工事に関し、オートロック設備を設置する際、配線を空き管路内に通したり、建物の外周に敷設したりするなど共用部分の加工の程度が小さい工事
工.既に不要となった高置水槽の撤去工事
1.一つ
2.二つ
3.三つ
4.四つ

解答
4

問題 4

修繕積立金に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約によれば、最も不適切なものはどれか。

1 一括して購入者より修繕積立基金として徴収している場合や、修繕時に既存の修繕積立金の額が修繕費用に不足すること等から、一時負担金が区分所有者から徴収される場合は、修繕積立金とは別に区分経理が必要である。
2 不測の事故その他特別の事由により必要となる修繕の経費に充てるため借入れをしたときは、修繕積立金をもってその償還に充てることができる。
3 マンション敷地売却決議の後であっても、マンション敷地売却組合の設立の認可までの間において、マンション敷地売却に係る計画等に必要がある場合には、その経費に充当するため、修繕積立金を取り崩すことができる。
4 修繕工事の前提としての劣化診断(建物診断)に要する経費の充当については、修繕工事の一環としての経費であることから、原則として修繕積立金から取り崩すこととなる。

解答
1

問題 5

建築基準法第12条に規定する建築物の定期調査報告における調査項目等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 外装仕上げ材のタイル貼り(張り)の劣化及び損傷の状況は、全て目視により確認すれば足りる。
2 避難上有効なバルコニーの手すり等の劣化及び損傷の状況は、目視により確認する。
3 常時閉鎖又は作動した状態にある防火設備の閉鎖又は作動の状況は、避難階のみの防火設備の閉鎖又は作動を確認する。
4 可視状態にある免震装置の劣化及び損傷の状況は、目視により確認するとともに、3年以内に実施した点検の記録がある場合にあっては、当該記録により確認する。

解答
4

問題 6

平成20年6月に国土交通省により策定された「長期修繕計画標準様式及び長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」(以下、「長期修繕計画作成ガイドライン」という。)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 長期修繕計画の作成の目的は、将来見込まれる修繕工事及び改修工事の内容、おおよその時期、概算の費用等を明確にすることにある。
2 長期修繕計画の対象の範囲は、共用部分の修繕工事又は改修工事に伴って修繕工事が必要となる専有部分を含まない。
3 計画修繕工事の実施の要否、内容等は、事前に調査・診断を行い、その結果に基づいて判断する。
4 推定修繕工事の内容の設定、概算の費用の算出は、既存マンションの場合、保管されている設計図書のほか、修繕等の履歴、劣化状況等の調査・診断の結果に基づいて行う。

解答
2

問題 7

長期修繕計画の作成の方法に関する次の記述のうち、「長期修繕計画作成ガイドライン」によれば、最も不適切なものはどれか。

1 マンションの概要は、敷地、建物・設備及び附属施設の概要、関係者、管理・所有区分、維持管理の状況、会計状況、設計図書等の保管状況等を示す。
2 単価は、既存マンションの場合においては、過去の計画修繕工事の契約実績、その調査データ、刊行物の単価、専門工事業者の見積価格等を参考として設定する。
3 推定修繕工事費は、推定修繕工事項目の詳細な項目ごとに、算出した数量に設定した単価を乗じて算定する。
4 専用庭等の専用使用料及び駐車場等の使用料はそれぞれに独立したものであるため、それらの管理に要する費用に充当した残金は、修繕積立金会計に繰り入れることができない。

解答
4

問題 8

大規模修繕工事の調査診断、修繕設計及び工事監理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 マンション標準管理委託契約書においては、長期修繕計画見直しのための建物設備の調査診断業務は委託契約範囲内として標準業務とするとされている。
2 調査診断の目的は、対象建築物の現状の状態を定性的・定量的に測定・把握し、その劣化の程度を評価、判断するためである。
3 大規模修繕工事の発注形態の一つである見積合せ方式とは、見積金額だけでなく、その他の要素を多角的に検討し、総合的に最も適当と考えられる施工会社を選定する方法である。
4 工事監理者は、工事の内容・エ期又は請負代金等の変更の必要が発生した場合、技術的に審査し、管理組合の承認を受けてから承諾する。

解答
1

問題 9

平成23年4月に国土交通省により策定された「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 専有床面積当たりの修繕積立金の額の平均値は、建物の階数が15階未満の場合、建築延床面積10 ,000㎡以上の方が、5, 000㎡未満より低くなっている。
2 「均等積立方式」を採用した場合であっても、その後の修繕積立金の額の見直しが必要なくなる訳ではなく、長期修繕計画の見直しによって増額が必要となる場合もある。
3 マンションに機械式駐車場かある場合は、修繕工事に多額の費用を要し、修繕積立金の額に影響する度合いが大きいことから、修繕積立金の額の目安には、機械式駐車場に係る修繕積立金を特殊要因として別に加算されている。
4 このガイドラインは、主として既存マンションの購入予定者向けに、修繕積立金に関する基本的な知識や修繕積立金の額の目安を示したものである。

解答
4

問題 10

鉄筋コンクリートの劣化現象の主な要因に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 海岸地域のコンクリートは、表面に塩分が付着しやすく、それが内部に浸透していくことによって塩害が生じやすい。
2 コンクリートの単位水量が大きくなると硬化後の耐久性が増し、乾燥収縮が小さくなる。
3 コンクリートは、大気中の炭酸ガスやその他の酸性物質の浸透により、表面から徐々にアルカリ性が失われ、中性化が進行する。
4 ひび割れは、コンクリートの材料、調合、施工、使用環境、外力、又はそれらの組合せなどにより発生する。

解答
2
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