【自動ドア保守点検】使用頻度に応じてコスト削減のために点検回数を減らす方法もあり

マンションの自動ドア保守点検管理組合向け
編集部

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最近のマンションでは、エントランスに自動ドアが設置されている建物がほとんどでしょう。自動ドアの保守点検は法定点検ではないので、法律上は特に定期点検を実施する必要はありません。しかし自動ドアは人の出入りをセンサーで感知して開閉する仕組みになっているので、万が一故障すれば人の出入りに支障がありますし、開け放しになれば外部からの不審者の侵入リスクが高まるので定期的に点検することが望ましいでしょう。しかし、マンションによっては過剰に点検回数の多いケースも見受けられます。今回は、自動ドアの保守点検について考えていきます。

マンションでの自動ドアの保守点検

自動ドアの点検は法定点検ではありません。例えば、多くの共同住宅に設置されているエレベーターは、最低でも年に1回は法定点検が必要とされていますが、自動ドアの点検は法令で定められていないため、極端なことをいうとまったく点検をしなくても法律上は構わないということになります。

実際に定期点検は行わないで故障した時だけ修理を依頼するといった対応をとっているマンションもあります。

しかし、現実的に考えれば機器への「注油」や「センサーの注油」などを定期的におこなうことで「故障」や「事故」のリスクを減らすことが可能になるので、最低でも年に2回程度は定期点検を実施した方が良いでしょう。

自動ドアの点検の方法

自動ドアの点検では専門業者の作業員が1回で2~3時間程度の時間をかけて「センサーの調整」や「機器への注油」「消耗品の交換」等を行います。メーカーにもよりますが、保守契約の形態には、機械式駐車場点検やエレベーター点検などと同様に「フルメンテナンス契約」や「POG契約」などがあります。フルメンテナンスプランでは交換部品は全て無償であるのに対して、POG契約では交換部品は全て有償の内容になっているのが一般的です。

コスト削減のために点検回数を減らす?

自動ドアの点検の実施回数は、メーカーにもよりますが年に2~4回程度実施するのが一般的です。自動ドアに関しては「機械式駐車場」や「エレベーター」などと比較すれば「故障」や「重大事故」のリスクが比較的低いためコスト削減のために『年に2回』程度に点検回数を減らすことも選択肢としては考えられるでしょう。

この記事のまとめ

自動ドアの点検に関しては一般的には自動ドアを設置したメーカー系列の保守点検業者がそのまま点検をおこなうことが多いことから、点検1回あたりの費用はすでに決められており価格交渉の余地は少ないといえます。

したがってコスト削減を目指す場合には点検の回数を減らすことを検討せざるを得ません。自動ドアの故障は使用頻度に影響を受けるため、扉の開閉の回数が多いほど故障しやすくなります。したがって世帯数が少なくて、あまり人の出入りが多くないということであれば点検の回数を減らすことを検討しても良いでしょう。