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マンション総合保険は管理組合の3大コストのひとつ。管理会社以外の保険の代理店を上手に活用しよう

マンション総合保険は管理組合の3大コストのひとつ。管理会社以外の保険の代理店を上手に活用しよう管理組合向け
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分譲マンションでは、管理組合がマンション総合保険に加入することが常識になっています。しかし、高経年マンションが増えてきた影響もあり、設備の劣化による漏水事故等が増えたことによりマンション総合保険は年々値上がりを続けています。管理組合の支出の中でこの「保険料」は大きな割合を占めているため管理組合の収支を圧迫しています。今回は、管理組合が加入するマンション総合保険のコスト削減について考えていきます。

管理組合が加入するマンション総合保険とは

大多数のマンションでは、管理会社が保険会社の代理店として管理組合に提案したマンション総合保険に、何の疑問も抱かずにそのまま加入しています。マンション総合保険は、保険会社各社から「管理組合向け」のプランが数多く提供されているので、複数の保険を比較検討すれば、管理組合の要望にあったより安価な保険を探すことも可能です。

マンションの管理組合が加入する保険は、築年数と共に、徐々に値上がり始めて築30年を超えると飛躍的に費用が高くなりますが、日新火災海上保険のマンションドクター火災保険は、マンション管理士による診断を受けて、維持管理がしっかりとおこなわれていると判断されれば、保険料が値引きされるといった特徴があるので、日頃からメンテナンスが行き届いたマンションなら一考の価値があります。

管理会社以外の保険代理店の利用も検討しよう


マンション総合保険の仕組みは、「火災、落雷、風災」などを補償する基本補償に、オプションとして給排水設備に生じた事故等による水濡れ、水災、破損・汚損などの損害を補償する各種特約、施設の管理に関わる「賠償責任」や「地震保険」のオプションを追加していきます。

理事会で、複数の保険を比較するのは難しい

管理組合の二一ズにあった無駄のない補償プランを選ぶことがコスト削減につながりますが、上記のようにマンション総合保険の内容は複雑な上に、保険各社の補償内容には細かな違いが多いため、理事会でどの保険を選んだら良いかの判断は非常に難しいでしょう。したがって、大多数の管理組合では、管理会社から提案のあった保険をそのまま更新をしているのが現実です。

来年から保険料が2倍になる?

マンション管理組合で加入しているマンション総合保険の更新時期になって、管理会社の担当者に「同じ補償内容で更新すると次は保険料が倍になる」と言われて驚いたという話をよく聞きます。その場合にはぜひ管理会社以外の保険代理店からも見積りを取得するようにしましょう。

この記事のまとめ

マンション総合保険は保険会社によって、保険料が大きく変わります。ですから複数の保険会社で見積もりを取得して比較検討することで、より安価な保険を選ぶことが可能になります。こういった複数の保険会社からの見積りを取得して比較検討の資料を作成するといった作業を「保険の代理店としての管理会社」が適切におこなってくれれば良いのですが、実際には、管理会社からは特定の保険会社の商品を勧められるといったことが多いようです。

この場合には、管理会社以外の複数の保険を取り扱っている保険代理店を利用して、管理組合にあった保険商品を選択することでコスト削減につなげましょう。

管理会社以外の代理店を利用することに不安を感じる管理組合も多いようですが『保険代理店としての管理会社』と、『設備の故障や漏水事故が発生した場合に対応するといった管理会社本来の業務』は切り離して考えるべきものですので、管理会社以外の保険代理店を利用しても問題はありません。

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