マンション管理のヒントがいっぱい

マンションや共同住宅での暮らしというと「ご近所付き合いが煩わしい」と感じる方が多いようです。しかし昨今では、住人の高齢化や震災などの影響で、コミュニティの大切さが見直されています。共同生活の中で挨拶が気持ちよく交わされる関係。そして、いざというときに頼れる専門家がいる。そんな新しい暮らしのかたちが求められています。

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マンションの理事会の「開催頻度」は高すぎても低すぎても良くない

マンションでの理事会の回数や開催頻度は、法令や規約などでの定めはありません、理事会は多く開催すれば正しいというものはありませんが、あまりにも少ないのは望ましくありません。ここでは理事会の開催数についての調査結果などを見ながら理事会の開催頻度について考えてみます。

理事会の開催回数の実態

マンションの理事会の開催状況

平成25年度マンション総合調査│理事会の開催頻度

平成25年度マンション総合調査によると、マンションでの理事会の開催数は「月に1回程度開催している」が48.5%と最も多く、つぎに「2ケ月に1回程度開催している」が20.7%となっています。

理事会の適切な開催頻度

理事会の開催頻度については、マンション毎に違いがありますが、毎月開催しているマンションが約半数あります。マンションによって理事会の開催数はかなりの差があります。理事会の開催は月1回おこなうのが理想的ですが、難しい場合には、事前にスケジュールを定めて2、3ヶ月に1度でも良いので定期的に開催することが大切です。

理事会の回数が多すぎても理事の負担が重くなりますが、反対にあまりにも回数が少ないと管理費の未納者への対応や住民からのクレーム対応などに迅速に対応できないおそれがあります。

自主管理マンションでは理事会を頻繁に開催しないと業務が停滞してしまいますが、管理会社に業務を依頼しているマンションでは半期に1度といったケースも多くあります。

管理会社の立場で考えれば、理事会への担当者(フロントマン)の出席はコストと手間が掛かりますので理事会の開催を減らしたいというのが本音です

補足│理事会の開催スケジュール(例・年10回)

開催日程内容
4月(第2土曜日・午前中)前期・理事会
5月(通常総会終了後)第1回・理事会
6月(第2土曜日・午前中)第2回・理事会
7月(第3火曜日・夜間)第3回・理事会
8月理事会開催なし
9月(第2土曜日・午前中)第4回・理事会
10月(第2土曜日・午前中)第5回・理事会
11月(第2土曜日・午前中)第6回・理事会
12月理事会開催なし
1月(第3火曜日・夜間)第7回・理事会
2月(第2日曜日・午前中)第8回・理事会
3月(第2土曜日・午前中)第9回・理事会

総括

理事会の開催回数は、理事の負担に直結する事柄ですので、あまりにも理事会が多すぎると、理事のなり手がいなくなるといった問題が起こりかねません。

一方で管理会社任せで、半年に1回程度まで少なくしてしまうと区分所有者から選ばれた理事の役割として無責任といえます。

管理会社に業務を依頼しているマンションでも最低2、3ヶ月に1回程度は、定期的に開催することが望ましいでしょう。