マンションや共同住宅での暮らしというと「ご近所付き合いが煩わしい」と感じる方が多いようです。しかし昨今では、住人の高齢化や震災などの影響で、コミュニティの大切さが見直されています。共同生活の中で挨拶が気持ちよく交わされる関係。そして、いざというときに頼れる専門家がいる。そんな新しい暮らしのかたちが求められています。

修繕積立金は、共用部分の維持に必要な費用を毎月徴収して積立てるお金

将来の計画修繕に備えて積み立てておく修繕積立金の必要性について今回は学んでいきます。

修繕積立金とは

マンションは完成した時から劣化がはじまるため定期的な修繕工事が欠かせません。そのため、管理組合では将来どの程度の費用を必要とするのか長期修繕計画を作成して、各区分所有者が毎月いくら積み立てたら良いかを算出して、将来の計画修繕に備えて積み立てていくのが修繕積立金です。

建物の経年劣化は避けられない

マンションの劣化現象は、施行・材質、立地条件等によって差がでてきますが、すべてのマンションにおいて避けることのできないものです。この劣化の進行を防ぎ、マンションの寿命を延ばしていくことが管理組合に課せられた役割です。
劣化現象は、徐々に進むので、最初のうちは気になりませんが、経年とともに鉄部の塗装面が剥げたり金具の腐食が見られるようになるなど、マンションの住人誰もが気がつくようになります。
さらに年数を経過すると壁面の亀裂から雨漏りが発生したり、水道から赤水がでるなど、生活に支障が生じるようになります。

計画修繕と修繕積立金の必要性

このような事態にならないように、管理組合は管理費によって建物の日常の維持管理をする他に、長期的な視野にたった計画的な修繕をおこなっていかなければなりません。
計画的な修繕のことを、計画修繕と称していますが、これに該当するものには、屋上防水、外壁のタイルの補修や塗装、給排水管の取り換え工事、鉄部塗装工事などがあります。その他、 設備のオーバーホールや取り替えなども計画修繕に含まれます。

総括

修繕積立金が不足したまま、修繕工事の実施時期を迎えた場合には不足分を一時負担金や借り入れなどの方法によって補うこともあります。しかし、理想としては修繕積立金で賄うことです。

数年ごとに長期修繕計のを見直しをおこない、必要があれば修繕積立金の値上げなどの見直しを行うことが重要です。