分譲マンションでの鳩対策は、マンション全体で対応していくことが重要!

管理組合向け
編集部

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都心でも意外と公園や神社といった鳩が好む場所も多く、立地に関わらず、全国のマンションで鳩による被害が生じています。マンションの建物内には、鳩が羽を休めることができる屋上やベランダ、手すりといった場所も多いため、鳩にとって格好の住みかになっています。今回は、健康被害を及ぼすこともある鳩によるフン害・騒音被害などの問題について考えていきます。

マンションでの鳩の被害

全国各地のマンションで、鳩によるフン害・騒音等の被害が問題になっています。鳩がベランダに住み着いて、床や室外機の汚れ、悪臭で困っている方も少なくないと思います。また、鳩のフンはアレルギー疾患を引き起こすこともあり衛生上も好ましいものではありません。

鳩は、マンションでの快適な暮らしを脅かし健康被害を引き起こす原因にもなるので、マンションに鳩が住みつかないよう対策をする必要があります。鳩は帰巣本能があるため、きちんとした対策をしないと何度追っ払っても再び戻ってきてしまいます。したがって、一度ベランダに住みつくと厄介なので一刻も早い鳩対策が必要となってきます。

個人ができる対策には限界が!

マンションの住人ができる最も有効な対策としては、各々がベランダを整理整頓して、鳩のフンなどが落ちていたらすぐ掃除をおこなうことです。ベランダが汚れていると鳩が居付いてしまう原因となるためです。

その他、最近では100円ショップやホームセンター等に鳩よけのグッズが数多く販売されています。しかし分譲マンションでは、管理組合の許可なく建物の外観を崩すようなグッズやカバー類の設置はできないため、こうした個人での対策には限界があります。

管理組合として専門業者に駆除を依頼する

鳩対策は、管理組合としてマンション全体で対応することが大切です。各戸で個別に対処しても効果が薄かったり、防鳥ネット等の設置は建物の見栄えの悪影響があるため管理組合の許可が必要だからです。

管理組合として、全戸アンケートを取るなどして被害の状況や対応策について管理組合としての方針を決定していく必要があります。その結果によって、ある程度の費用がかかったとしても専門の鳩駆除の専門業者に依頼するかの判断が必要になります。

前述のとおり、鳩は一度住み着いてしまうと一旦追い払ってもまた戻ってくることが多いため、鳩駆除のプロに徹底的に駆除や対策をしてもらう方が望ましいでしょう。

分譲マンションでの鳩対策の難しさ

分譲マンションでの鳩対策で難しいのは、直接の被害にあうベランダが特定の住戸に集中することが多いからです。その結果、理事会で議題にあがっても被害が少ない住戸の方は当事者意識があまりないため対策が先送りになりがちです。また、ベランダにネットを張るとなると見栄えの問題があるため、直接の被害が少ない住戸は反対する方も多いでしょう。しかし、鳩被害を放っておくと、鳩にとってマンション全体が「快適な好物件」になり、さらに鳩の被害が広まっていく恐れがあります。

この記事のまとめ

鳥獣保護法では「鳥獣および鳥類の卵は、捕獲等または採取等をしてはならない」と規定されているため、ベランダに鳩が巣をつくってしまうと、中々撤去が出来ないため被害があったら早めの対策をしていかなければなりません。

被害が深刻化してマンション全体に防鳥ネットなどを設置することになれば、マンションの資産価値を落とすことにもつながりかねません。したがってベランダ等で鳩のフンなどの被害報告があれば、理事会で早急に対策を検討する必要があるでしょう。