高齢者にも読みやすいユニバーサルデザインなマンション掲示物を作成する

ユニバーサルデザインなマンションの掲示物管理組合向け
編集部

「マンション管理の教科書」は『伝え方を変えれば管理組合に届く』をコンセプトに多くの問題を抱える管理組合に有益な情報提供や魅力的なサービスをつなげるプラットフォームです。

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高齢者の中には、視力が悪いことを口にすることを恥ずかしがる方も多くいます。仮にクレームがなかったとしても、できる限り大きな文字で掲示物をつくることが基本です。また、色弱者など色を識別しにくい方もいます。そういった方への細かな配慮の積み重ねがマンション管理では重要です。マンションの掲示物にとって大切なことは、読みやすさであり過剰な装飾や凝ったレイアウトは必要ありません。

掲示物作成のキホン

掲示板で告知する「掲示物」は、A4もしくはB5サイズという限られた紙面の中で、必要な情報を収め、老若男女、誰にとっても伝わりやすく、瞬時に内容を把握できるデザインに仕上げることが求められます。

また、掲示物は、手にとって読むのではないので、一瞬でどんな内容なのかを伝える「視認性」が重要となり、自分には関係がないと判断した場合には、すぐに興味を失ってしまいます。

掲示物の文字のサイズは12ポイント以上

マンションの掲示物の文字の大きさ

A4サイズの印刷物の場合、12ポイント以上が適正とされています。高齢者の多いマンションでは、本文は14ポイント以上、タイトルは24ポイント程度が望ましい。

行間隔・文字間隔を適正に設定しよう

マンションの掲示物の行間

行の間隔を詰めると、読みにくい。適切な行間を設定します。

マンションの掲示物は、色の選び方も重要です

掲示物では、「色」も重要な要素となり、色を使いすぎると紙面の統一感がなくなってしまいます。色弱者など色を識別し難い方も間違えにくい色をえらぶのが基本です。
基本的には文字色は黒、本当に目立たせたい箇所、強調する部分には、真っ赤ではなく、色弱の人が赤と感じやすいように、オレンジ寄りの赤にする。

フォント(書体)はゴシック体がおすすめ

マンションの掲示物のフォント

掲示物に使用するフォント(書体)も多すぎると統一感がなく視認性が下がります。フォントも本文に使うメインのもの、タイトル用のものと2種類程度に抑えるとよいでしょう。明朝体ではなく、ゴシック体を使用する。文字への装飾(影をつける等)は控える。

要点だけを記載し、簡潔な文章を心がける

マンションの住人には日本語の苦手な方もいます。できるだけ平易な言葉で、簡潔な文章が望ましいでしょう。できる限り内容を精査した上で最低限の量に留めます。

  • ゴシック体
  • タイトル24ポイント
  • 本文14ポイント
  • 十分な行間
  • 強調する部分はオレンジ寄りの赤
  • 簡潔な文章

補足│掲示物や張り紙の雛形(テンプレート)

分譲マンションで主に使われる、各種お知らせや工事案内文等の雛形・文例のテンプレートを作成しましたので、ぜひご利用下さい。居住者にとって、管理組合の理事会や管理会社などから居住者へ公式情報を提供する「掲示板」はとても重要な情報源となります。

マンションの掲示物を作成するときに参考にして欲しい雛形集
分譲マンションなどの集合住宅で、よくつかわれる各種お知らせや、工事案内文等の文例、例文などの雛形(テンプレート)を作成しましたのでご活用下さい。

この記事のまとめ

マンションにおける掲示板は、管理組合、管理会社、地域自治会などと住民をつなぐ、重要なコミュニケーションツールです。「伝わりやすく」「美しい」掲示物をつくって重要な情報が充分に伝わるようにしましょう。雑多な掲示物は、マンションの美観を損ねるというマイナスの方向に作用する恐れもあります。