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【過去問】令和元年度マンション維持修繕技術者試験問題

マンション維持修繕技術者試験過去問過去問・維持修繕技術者
過去問・維持修繕技術者

問題31

アルミサッシの改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 アルミサッシの改修工法は、大別するとかぶせ工法と撤去工法があるが、マンションでは一般的に乾式のかぶせ工法で改修されている。
2 形状が小さい窓には、外部に足場を設置しなくても新規にアルミサッシを施工できる改修工法があるが、開閉方式がすべり出しの窓にも採用できる。
3 ガラス破損時の安全性が求められるアルミサッシに、合わせガラスを採用する。
4 アルミサッシの改修において防犯性能を高める場合は、強化ガラスの採用が有効である。

解答
4

問題32

マンションの給水方式の特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 直結増圧方式の低層マンションは、停電すると、水道本管の圧力が高い場合でも、全ての住戸に給水することができない。
2 高置水槽方式のマンションでは、水道本管の断水時に受水槽及び高置水槽の残量を利用することができる。
3 加圧給水(ポンプ直送)方式は、高層マンションにも採用できる給水方式である。
4 加圧給水(ポンプ直送)方式の水道引込管は、直結増圧方式よりも細い管径で敷設されている。

解答
1

問題33

飲料用水槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 既存のFRP製水槽がスロッシング対応仕様でない場合は、大地震時に水槽内の水圧によって水槽が破損するおそれがある。
2 飲料用水槽には耐震性が求められており、現在の水槽の耐震基準が適用される前に設置された飲料用水槽は、大地震により使用できなくなる懸念がある。
3 ステンレス鋼板製水槽に更新する場合は、気相部(水面上部)のステンレスパネルに水道水の塩素による腐食が生じる懸念があるため、気相部は耐塩素性が高いステンレス仕様とする。
4 受水槽を更新する場合は、新規の受水槽の周囲には点検のためのスペースとして、上下及び周囲の6面において最低60cmを確保しなければならない。

解答
4

問題34

マンションの給水・給湯設備の管理区分に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 水道本管から分岐された水道管の道路埋設部は、水道事業体の所有であるため、敷地境界線以降の敷地内配管を共用部分として管理する。
2 パイプシャフト内の給水立て管は、パイプシャフト内の水道メーター手前のバルブまでを共用部分として管理されていることが多い。
3 局所式給湯設備及び住戸セントラル給湯設備の機器は、専有部分として管理する。
4 屋上等に熱源機や貯湯槽を設ける住棟セントラル給湯方式では、熱源、主配管、立て管及び分岐部のバルブまでを共用部分として管理されていることが多い。

解答
1

問題35

給水管及び給湯管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 水道用架橋ポリエチレン管は、耐熱性、耐食性に優れるが、耐寒性に劣る配管である。
2 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、給水管に多く採用されている配管で、管端防食継手とともに使用されている。
3 ポリブテン管は、耐熱性、耐食性に優れている配管で、さや管ヘッダー工法で使用されている。
4 水道用硬質ポリ塩化ビニル管は、衝撃に弱いが耐食性に優れている配管である。

解答
1

問題36

給水管及び給湯管の劣化現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 亜鉛めっき鋼管は、水道水の品質等が原因となって水中に亜鉛が溶出し鉄部が露出することでさびが生じ、劣化する。
2 硬質塩化ビニルライニング鋼管の直管部では、鋼管の内側を被覆している合成樹脂のはく離による劣化が多い。
3 銅管の孔食は、管内面に緑青色の腐食生成物が付着し腐食が進行することで穴が開き、漏水に至る劣化である。
4 土中に埋設された鋼管がコンクリート躯体を貫通している部分では、埋設環境の違いによる電位差が配管に生じることで、土中埋設部分の鋼管に局部的な腐食が発生する。

解答
2

問題37

給水管の調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 超音波厚さ計は、腐食による配管の肉厚減少状態を調査するもので、亜鉛めっき鋼管の調査に使用する。
2 硬質塩化ビニルライニング鋼管の残存肉厚の計測は、ファイバースコープを用いて行うことができる。
3 銅管の系統全体に生じている腐食状況を調査する場合は、配管の一部を切断する破壊調査が適している。
4 配管の継手の腐食状況は、調査対象の周囲のスペースが狭いパイプシャフト内でも、X線を用いることで容易に調査することができる。

解答
1

問題38

給水管の調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 配管の破壊調査は、局所的な少数調査でも適切な劣化評価が得やすい。
2 配管の簡易調査は、調査対象を無作為に選定して実施するのがよい。
3 高置水槽を使用している場合は、高置水槽から分岐した部分の配管も調査の対象とする。
4 加圧給水(ポンプ直送)方式の配管の劣化状態を評価するための水質調査は、共用部分の立て管と末端水栓の水を採取して実施する。

解答
3

問題39

排水管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管と排水・通気用耐火二層管は、マンションの排水管に多く採用されている。
2 硬質ポリ塩化ビニル管は腐食しにくいため、地中埋設排水管としても採用されている。
3 排水管には接着接合があるが、接着剤の使用条件や管種が合わなければ、漏水の原因になる。
4 寒冷地の地中に埋設する排水管は、配管の劣化調査やメンテナンスを容易にするために、埋設深さを浅くする。

解答
4

問題40

排水管の維持修繕に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 高層マンションの排水管の改修において、継手部分で排水を旋回させることによって流速を加速させ排水性能を向上させる特殊継手排水システムを採用した。
2 排水・通気設備の調査診断では、台所のシンクに接続されている排水管を調査対象とした。
3 内部の劣化が著しく進行していた排水用鋼管の改修では、既存配管の使用を継続するために配管内部を研磨してエポキシ系樹脂をライニングする更生工法は、提案しなかった。
4 排水管の油脂類の付着を除去するために、高圧洗浄法で排水管を清掃した。

解答
1
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