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マンションの役員(理事)輪番表リストのサンプル・テンプレート

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マンションの輪番票のサンプル

マンションの理事は、住民が持ち回りで務めるのが一般的です。なかでも「輪番制」は、各住戸に順番が回ってくることが明確で、公平性のある方法として広く用いられています。この記事では、輪番制を採用した場合に活用できる役員輪番表のサンプルと作成時の注意点について学んでいきます。


マンションの輪番表とは

マンションの役員(理事)の選出方法には様々な方式がありますが、多くの管理組合では輪番制が採用されています。1〜2年ごとに順番に理事を務めることで、特定の人に負担が集中するのを防ぐ仕組みです。

竣工当初から輪番表が作成されているマンションでは、購入時に「管理に関する承諾書」で同意を得ており、デベロッパーや管理会社が事前に作成しているケースもあります。

一方で、新たに輪番制を導入する場合や、輪番表を再作成する際は、各住戸に対して不公平のないよう配慮することが大切です。


パターン1:グループ別の輪番表

4名の役員を選出する前提で、住戸を4つのグループに分けて1年交代で担当する形式です。各期ごとに1戸ずつ選出され、同グループ内で選任できない場合は、次期候補が繰り上げで就任します。

輪番表作成例1:グループ別輪番

第1グループ第2グループ第3グループ第4グループ
第1期101301501
第2期102302502
第3期103303503
第4期104304504
第5期201401601
第6期202402602
第7期203403603
第8期204404604

パターン2:戸別の輪番表

住戸に番号を付け、その順番に1年ごと交代で理事を務める方法です。4名ずつ選出し、番号順に進めます。選任できない場合は、次の番号に繰り上げていきます。

輪番表作成例2:戸別輪番

ABCD
第1期(1)101(2)102(3)103
第2期(5)202(6)203(7)204
第3期(9)206(10)301(11)302
第4期(13)304(14)305(15)306
第5期(17)402(18)403(19)404
第6期(21)406(22)501(23)502
第7期(25)504(26)505(27)506
第8期(29)602(30)603(31)604

輪番表を新たに作り直す際の注意点

既存の輪番表を何らかの理由で見直す場合、公平性への配慮が重要です。これまで理事を経験した回数が少ない住戸を優先するなど、住民の納得を得られるルールを設けることが大切です。

過去に理事を務めた住戸にすぐ順番が回ってくるような不公平感が出ると、不満やクレームにつながりやすいため、経緯を整理してから見直すようにしましょう


まとめ

マンションの役員(理事)は「できれば避けたい」と思う住民が多い役職です。だからこそ、輪番表を作成する際には、公平性と透明性を確保し、トラブルの種にならないように注意が必要です。輪番表があることで、自分の順番が事前にわかり、心の準備もしやすくなります。理事会としては、新たな輪番制を導入した際には、総会資料や掲示などで住民にしっかりと周知し、納得感ある運用を行うことが求められます。


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