
分譲マンションでは、共用部分に関する設備やスペースに点検や工事のための立ち入りが必要になることがあります。その際、管理組合が保管している共用部分の鍵(キー)を業者などに貸し出す場面が発生します。鍵の管理を適切に行うことは、セキュリティ確保の観点からも非常に重要です。この記事では、鍵の貸し出しを記録・管理するための「貸出記録表」の雛形とその活用方法について学んでいきます。
共用部分の鍵(キー)貸出記録一覧表の雛形
マンション管理組合が共用部分の鍵を貸し出す際には、必ず記録を残すことが大切です。以下は、鍵の貸し出し記録を一覧で管理するためのサンプルテンプレートです。組合内で運用しやすいように、必要に応じてカスタマイズしてご活用ください。
| 受付日 | 貸出先(会社名・氏名) | 鍵の使用場所(鍵番号) | 数量 | 返却日 | 受領印 |
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※ 鍵を貸し出す際には、別途「鍵の借用書」の記入も依頼してください。
まとめ
マンション管理組合が保管する共用部分の鍵を業者などに貸し出す際には、記録表での管理を徹底することが鍵の紛失防止に直結します。とくに管理室など、関係者以外が立ち入れない場所に記録表を据え置き、貸出・返却の都度、確実に記載するよう運用を定めておきましょう。また、併せて「鍵の借用書」も活用することで、トラブル防止の備えとして有効です。こうしたひと手間が、住民の安心と安全な管理運営につながることを意識して、日常管理に役立ててください。