
専業のマンション管理士として食べていくのは簡単なことではありませんでした。。。
マンション管理士がもっと身近になって欲しいから私がマンション管理士事務所運営で得た「知識」や「失敗」を紹介していきます!
私自身の経験を語ります。マンション管理士として独立してなんとか生活できる収入を得るまで恥ずかしながら約2年かかりました。2013年、「マンション管理士事務所」としての第一歩は、東京駅近くの小さな動産会社に間借りしてのスタートでした。
他のマンション管理士さんの独立のように、まったくゼロから事務所を借りて始めるのに比べればとても恵まれた環境でした。
マンション管理士として食べていくのは難しいこと?
仮に自分で事務所の家賃や諸々の経費などを負担していたのであれば、正直なところ1年も続けることができなかったかもしれません。
「マンション管理士は食べるのが難しい職業だ」と巷では言われてますが、私自身の感触としてもその通りで、この業界に飛び込んでみて現実の厳しさを再認識しました。
それでもマンション管理士は魅力的な職業
本当のところマンション管理士という職業自体はとても魅力的です。マネタイズの部分では非常に厳しい現実はあっても、困っている管理組合の皆さんの人助けができて平日は自由に働けます。他のメジャーな士業のような堅苦しさがないのもマンション管理士の良いところです。
話が少しそれますが、私はマンション管理士として独立する前は、管理会社のフロントマンとして働いていました。財閥系の大手の管理会社だったので「給与面」「待遇」での不満や不安は一切ありませんでした。しかし管理会社の一社員として会社の方針に従って営利を優先するやり方にはストレスを感じていました。
今振り返ればマンション管理士として独立して本当によかったなと思っています。
マンション管理士として食べていくために最も重要な準備とは?
私が2年もマンション管理士として生計を立てられなかったのは、もちろん私自身の実力不足です。しかし、マンション管理士に限ったことではありませんが、実績ゼロから個人でお金を稼ぐことは簡単なことではありません。
特に顧客がマンション管理組合となると一つのサービスを売り込むのにも理事会、総会という過程が必要となって非常に時間がかかることは想像できると思います。
ですから生活費の何年分も貯蓄があるという方であればアドバイスの必要はありませんがそうでないのであれば事前準備が不可欠です。。
事務所開業前の事前準備には何が必要だろう?
結論を言えば、私がマンション管理士独立するための準備として最も必要だと思うことは管理組合からの集客の方法を考えておくことです。
はっきりいって「マンション管理の知識」は設立初期では関係ありません。なにせ、仕事の問い合わせが全くないのですから。。。
何の準備もなく独立したら、どんなに優秀でもほとんどの方が半年以上収入がないことも大いにあり得ます。。。
マンション管理士事務所開業についての情報提供
前置きが長くなりましたが、これから、私の経験をベースにマンション管理士として食べていくための方法について情報発信をしていきます。私が特に重要だと考える管理組合向けのWEBマーケティングの方法を中心にご紹介していきます。
今回、ここで「マンション管理士事務所開業」についての情報を提供していこうと考えたきっかけは、私がマンション管理士として独立した当時と比較しても、少しずつですが管理組合の考え方も変わって、明らかにマンション管理士専業で活躍する同業者の方も増えてきているのを実感しているからです。
私自身の経験や方法論が全ての方に当てはまるわけではありませんが、実際にマンション管理士事務所を運営して得た知識や失敗はこれからマンション管理士として独立を検討されている方の参考になるのではないでしょうか。
フロントマンならマンション管理士として独立しては!
私の経験から考えてもマンション管理会社のフロントマンとして経験を積んで来た方であれば、独立してマンション管理士として生計を立てるという選択肢が現実的に可能になっています。
最後に、マンション管理センターが平成30年におこなったマンション管理士についての調査結果を記載します。グラフを眺めてみてどのように感じましたか?受け止め方は人それぞれですが、私は十分チャンスがある業界だと感じています。
マンション管理士の収入はどのくらい
平成30年度のマンション管理センターの調査でもマンション管理士で十分収益を上げている方も多くいます。