マンション管理士事務所/開業は自宅で良いのか?

マンション管理士事務所が自宅

マンション管理士事務所を開業するとき、自宅で開業するか、それとも事務所を借りるのかとい問題が出てきます。まず、自宅で開業する場合のメリットを考えてみましょう。

自宅で管理士事務所を開業するメリット

マンション管理士事務所開業時に「はじめは自宅を事務所に開業しよう!」と考える人が多いでしょう。特に、マンション管理士は、定年退職後に事務所を開業する人が多く、賃料や電気代などの固定費をかけずに、自宅の一室を事務所がわりにのんびりやっていこうと思う人も多いでしょう。

また、マンション管理会社を退職して、始めようと考えているような若手でも事務所を開業する資金が少ない場合などは、最初は自宅を事務所として開業し、収入を見極めてから、自宅とは別に事務所を賃貸しようと考える人もいるでしょう。

自宅を事務所として開業する一番のメリットは、何といっても、事務所の家賃がかからないことです。事務所を借りようと思えば、地域にもよりますが、1ヶ月に数万円から十数万円の固定費がかかり、更に、電気代や電話代もかかります。また、事務所を借りる際の権利金なども必要です。

一方で、自宅兼事務所の場合には、家賃が不要なほか、事務所分の電気代や電話代の基本料金が、別途かかることもありません。

次のメリットは、通勤時間の節約です。自宅と事務所との往復に1~2時間程かかる人は、自宅開業にする場合には、この時間を仕事に充てることができます。また、定期代等の通勤費も節約できます。

隠れたメリットとしてあげられることは、いつでも業務をおこなえることです。マンション管理士事務所を開業したての頃は業務がなくても、事務所の業務が軌道に乗ってきた場合には、短期間に集中して入ってくることもあります。マンション管理組合の決算時期はある程度決まっていることが多く、そうした期間は、マンション管理組合からの依頼が集中しがちで夜中まで業務をせざるを得ないからです。

また、マンション管理士の仕事は、土日に集中するほか、平日だとマンションの理事会などへの参加が夜間になることも多く、そうした場合に、自宅兼事務所であれば、顧問先のマンションへ直行直帰できることは自宅で開業するメリットとなるでしょう。

自宅で管理士事務所を開業するデメリット

事務所開業に悩む次に、マンション管理士事務所を自宅で開業することのデメリットについて見ていきます。
これまで、自宅兼事務所のメリットを述べてきましたが、自宅でマンション管理士事務所を開業するデメリットもあります。

最も大きいデメリットは、マンション管理組合からの対外的な信用面にあります。自宅を事務所とする場合には、マンション管理組合からみて「実績のある信頼できるコンサルタント」という状況がアピールしづらいでしょう。

マンション管理士の顧客であるマンション管理組合は、管理費や修繕積立金として集めたお金で運営をおこなう団体です。ですから、コンサルを依頼するマンション管理士には、何より信頼感を求めますので、このデメリットは大きなものです。

次のデメリットとして、プライベートとの区別がつかなくなることです。特に前職がサラリーマンであった場合には、上司などの他人の目を気にすることによって仕事に集中するのが癖になっている方が多くいます。

そういった方は、自宅で仕事をした場合には、仕事をする時間でも、メリハリなく普段着のままだらだらと過ごしてしまいがちになります。マンション管理士としての業務が、ろくに入ってこないという状況のまま営業に力をいれることもなく、廃業してしまう人も数多くいます。

マンション管理士事務所の開業に最低限必要な備品とは?

マンション管理組合の問題やトラブルの解決、理事会の運営のサポートが必要ならマンション管理士事務所が頼りになる存在です。マンション管理士は、マンション管理組合の味方となるコンサルタントです。