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【過去問】平成29年度マンション維持修繕技術者試験問題

マンション維持修繕技術者試験過去問過去問・維持修繕技術者
過去問・維持修繕技術者

問題21

金属部材の劣化に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1露出した亜鉛めっき層には、白さびが発生する。
2 溶融亜鉛めっき鋼材は、塗装しないものの方が赤さびは発生しにくい。
3 塗装された鋼材の断面欠損は、塗膜の劣化により表面に発生した赤さびが、鋼材内部まで進行して板厚が減少する劣化現象である。
4 塗装された鋼材とコンクリートとの接触部は、赤さびが発生しやすい部位である。

解答
2

問題22

塗装材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 改修工事で用いる鉄鋼面のさび止め塗料は、防錆効果の高いクロム系さび止めペイントを採用する。
2 「F☆☆☆☆」が表示されている塗装材料は、内装の使用面積に制限がない。
3 かつての建築用仕上塗材には、厚膜形成時のひび割れ防止のためにアスベストが用いられていたが、現在は使用が規制されている。
4 VOC(揮発性有機化合物)対策のために、さび止め塗料に水系さび止めペイントを採用する。

解答
1

問題23

新築マンションの屋上に適用する防水工法に関する次の記述のうち、JASS 8によれば、最も不適切なものはどれか。

1 人工池を設けた洋風庭園に、アスファルト防水工法・密着保護仕様を適用する。
2 駐車場として利用する場合は、高分子系シート防水工法・接着仕様を適用する。
3 軽歩行用の屋上に、ウレタンゴム系塗膜防水工法・密着仕様を適用する。
4 非歩行用の屋上に、アスファルト防水工法・絶縁露出仕様を適用する。

解答
2

問題24

鉄筋コンクリート造建物の目地の部位と使用するシーリング材の次の組み合わせのうち、JASS 8によれば、最も不適切なものはどれか。

1 金属建具のガラス回りの目地・・・シリコーン系
2 金属笠木間の目地・・・アクリル系
3 タイル張り仕上げ壁の窓枠回り目地・・・変成シリコーン系
4 コンクリート壁のタイル目地・・・ポリサルファイド系

解答
2

問題25

アスファルト防水・絶縁露出仕様の立上り部に生じる劣化現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 防水層のはらみ
2 防水層のずれ落ち
3 防水層保護材の倒れ
4 防水層隅角部の浮き

解答
3

問題26

露出防水層の劣化調査に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 アスファルト防水では、防水層の破断、末端のはく離及び伸縮目地部の欠損の有無を点検する。
2 シート防水では、破断、ふくれ、接合部のはく離の有無を点検する。
3 ウレタンゴム系塗膜防水では、破断、ふくれ、仕上塗料の劣化の有無を点検する。
4 露出防水層の劣化調査と併せて、パラペット、笠木、ルーフドレンの異常の有無を点検する。

解答
1

問題27

アルミニウム製建具(以下、「アルミサッシ」という。)の性能に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 防火性は、JISにおいては仕様及び耐火時間の性能は規定がない。
2 耐風圧強度は、建物形状及びアルミサッシの地上からの取付高さ等で算定される。
3 水密性は、風を伴わない雨天時に、アルミサッシ下枠内に水がたまる状態になるまでの雨水の量で示す性能である。
4 気密性は、アルミサッシのすき間から漏れる空気の量を示している。

解答
3

問題28

マンションのアルミサッシ又は玄関ドアの改修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 アルミサッシ及び玄関ドアを改修する工法は、かぶせ工法、撤去工法、引抜き工法に大別される。
2 アルミサッシのカバー工法は、既存の有効開口と同じ寸法が確保できる改修工法である。
3 玄関ドアの改修では、対震機能の向上のために建物変形対応機能を持つ建具の採用を検討する。
4 持出し工法は撤去工法の1つであり、玄関ドアの改修に採用できる工法である。

解答
3

問題29

マンションのアルミニウム製手すりに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1後付け手すりの改修工法に、手すり本体を支持するブラケット等をあと施工アンカーで固定する工法がある。
2 鋼製手すりを撤去しアルミニウム製手すりを設置する改修では、躯体に埋め込まれている鋼製手すり部分は撤去せずに、新規に手すりを設置する方法が一般的である。
3 建築基準法の規定により2階以上にあるバルコニーその他これに類するものの周囲に設ける手すりの高さは、1.0m以上にしなければならない。
4 水平荷重に対する手すりの強度は、建築基準法で規定されている数値基準を満たさなければならない。

解答
1

問題30

配管設備の劣化詳細診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 ファイバースコープによる調査は、配管内部より残存肉厚を計測することができる。
2 給水管のサンプリング調査は、調査時に断水せずに実施することができる。
3 X線による調査は、配管・継手のさびこぶ・付着物の状況を観察することができるが、弁類には適用することができない。
4 超音波厚さ計による調査は、亜鉛めっき鋼管の残存肉厚を計測することができる。

解答
4

問題31

マンションの給排水設備の普及に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 ポンプ直送方式は、1955(昭和30)年頃より高層マンションの給水方式として採用されるようになった。
2 直結増圧方式は、1980(昭和55)年頃より大規模なマンションにおいて採用されるようになった。
3 架橋ポリエチレン管は、1980(昭和55)年頃より共用部分の給水管に採用されるようになった。
4 特殊継手排水システムは、1970(昭和45)年頃よりマンションで採用されるようになった。

解答
4
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